Kokoです。
たびたびこのブログでも頂く質問なのですが、「高額塾に入ってみたけど謳ってあった内容と違うので返金したい」
といったものがあります。
この業界では無料オファーを利用した、窓口を大きく設けた上でバックエンドにて高額な商材を売りつける詐欺紛いの行為が横行しているのが現状です。
バックエンドで商材を販売すること自体はマーケティング戦略の一種であり、インターネットビジネス以外でも活用されています。
しかし、情報商材やコンサルといったお金を払って購入しないとは内容が分からないものは、実際に購入してみないことには判断できません。
高額塾に繋がる無料オファーのLPを見てみると、「いかにもお金を稼ぐことが労力なく、だれでも稼げる」風に書かれているものばかりだと思います。
「あなたにスキルや経験は不要、だれでも稼げるスキームです」
「コピペのみの作業で完結!らくらく月収100万達成!」
「人工知能を搭載したシステムで裁量無しに勝ち続ける」
こんな感じの、“楽に稼ぐ”事に特化した内容ですね。
まあ、ネットビジネスに参入する層には本業に嫌気がさして今よりも楽に稼ぎたいという人も多いので、ターゲティング的にも問題ないわけです。
この手のセールスレターは大体、動画やライン@を挟んで最終的に数十万する高額塾のセールスに繋がるわけですが、「30万払っても月10万稼げるようになるなら元取れるな」と考えてそのまま購入してしまう人が多いです。
楽に稼げる系のほとんどがFXやバイナリなどの投資系に落ち着くのですが、楽して稼ごうと考えている人は基本的に学ぶ気も無いので、リスクヘッジも取れず損失に終わってしまう人がほとんどです。
多少稼げてもその後に損失するので意味がありません。(昔の僕がそうでしたが、手元にお金が無くなってしまえばそれまでなので。。。)
一昔前なんかは仮想通貨がブームでしたので仮想通貨系の高額塾が乱立していました。
仮想通貨は投資と同じシステムなので当たれば利益も大きく、セールスレターもかなり大胆なものが多かったですね。
こんなのとか。
稼げるか稼げないかでいえば、当時は間違いなく稼げる環境下でもあったので嘘にはなっていませんが、射幸心を煽るだけ煽ってリスクなどの説明がされないという物がほとんどでした。
もし、今現在ネットビジネスを学んでみたいと考えていて2020年から初めてみようと考えている人は、今回の記事を読んでみてください。
目次
高額塾に入って稼げるようになれるのか
結論から言うと“稼げない可能性の方が高い”です。
というのも、高額塾の紹介の仕方にもよるんですが、稼ぎたいとは思っていても稼ぐための努力をする人が圧倒的に少ないからです。
もちろん、稼げている方もいないわけではありませんが、本当に経験0から稼ぐまで成長できた人は少なく、もともとある程度ノウハウを熟知していた人の方が多いです。(酷いところだとエキストラを雇って稼げている演出をすることもあります。)
アフィリエイトの高額塾なんかだと分かりやすいのですが、参加しただけで稼げるようになった気でいる人はほぼ100%稼げるようにはならないでしょう。
ノウハウもマインドも、“稼げるようになる為の武器”でしかないので、それを活かせるかどうかにかかってくるというわけですね。
仮に、内容も中身の無いスカスカの高額塾だったとしても集客におけるブランディングや演出は学べますし、参加者との横の繋がりなんかは書籍等では得られないものです。
結局は勉強塾とかと同じ要領で、ただただ漠然と通っても身につくことはありません。ネットビジネスの知識が0でも参入できることは出来ますが、学ぶ姿勢が取れなければ稼げるようになる事はないでしょう。
今後参加を考えているという人も、ただ高額塾に参加するというだけでなく、その場で学んだことを実践できる環境が用意できるかという部分まで考えておくことが大切になります。
高額塾販売の演出、プロダクトローンチ
製品打ち上げの意を持つプロダクトローンチは、ビジネスの基本ともなるマーケティング戦略の一つで、前もって情報を拡散して顧客の興味を引いておくことで、販売時の売り上げを飛躍的に伸ばす手法です。
新商品が販売される前のCMや雑誌、広告などでも活用されている手法でビジネスの基本ともなる形の一つでもあります。
ただ、情報業界では悪質な高額塾を売り込む時に利用されるケースが多く、
「無料でシステムが運用できる」
「今登録していただいた人に先着でビットコイン10万円分が当たる」
といった撒き餌を用意して参加者を募り、動画やメルマガを通して最終的にバックエンド(高額商品)につなげるパターンがほとんどです。
“高額塾に参加する気はない”という方も、アドレス登録の時点でリスト取りはされているので業界内に読者リストを流される可能性もあります。(このようなケースを避けるためにも登録は捨てアカウントで行うようにしましょう。)
また、参加する気はないという方も動画を通して、現金や泣き落としなど、あの手この手を使って参加を促してくるので注意が必要です。
高額なアップセルの紹介
高額塾の販売をしてハイ終わり、という事はなく、中には売りつけた後でさらに高額な商材を紹介されるパターンも多いです。
こういったマーケティング戦略を“アップセル”といい、売上を最大化するために用いられます。
高額塾を始めとした情報商材は中身が分からない事もあり、相場の金額という物が存在しないので感覚が麻痺しやすく、“元を取れるのであれば。。。”とその場の雰囲気で購入してしまう人も多いです。
高額塾にお金を払う価値はあるのか
これは高額塾の内容にもよるので一概には言えませんが、以下の条件に当てはまる高額塾は危険であると覚えておいてください。
提供されるサービス、ビジネスモデルが具体的になっていない
提供されるサービスが具体的になっていない場合は基本的に入らない方がいいです。
ぼかした部分はどうとでも解釈が取れますし、あちら側としてもアップセルなどで補完する事を考えている可能性も高いので、額面以上の出費に繋がることも多く、気づいたら20万が50万、100万と膨れていくこともあります。
ビジネスモデルが語られていないのも論外で、どういった仕組みで稼げるのかという情報すら開示されていないものは、そもそも、個人の範囲内で実現できるものなのかも分かりませんし、特別な人脈がなければ成立しないというケースも考えられます。
何もしないで稼げる(努力しない)系はサポートが杜撰な事が多い
“抽選に当たりました”とか、“放置でも稼げる”といった他力本願で稼ぐといったものも、サポートがおろそかになることも多く、連絡が取れなくなる場合が多いのでアウトです。
自動売買系のツールも、一時的にしか稼げないので後続的な収益にはなり得ないし、相場が変われば全く稼げなくなる、なんてことがほとんどです。
自動売買は無料で一時的にデモ体験が出来たりしますが、100%の確率で稼げるように組まれているので何の参考にもならず、実際の相場で取引したら全く稼げないなんてことも珍しくありません。
アフィリエイトなどもコピペで完結と謳ってあるものも多いですが、テンプレ的な書き方はあっても、その中身全てをコピペで終わらせることはできませんし、検索エンジンからペナルティを受けてしまうので成立しません。
まとめ
正直なところ高額塾が~というよりも、学んだことを活かせるかどうかが肝になります。
もちろん、30万40万といった高額なものはサポートがあっても割高に見えるかもしれませんが、学んだ事を活かせる環境下にあるのであれば特別高い買い物でもないと僕は考えています。
お金を払うというのは悪いことばかりではなく、「お金を払ってまで学んだことだから生かしたい」と行動力につなげることも出来ますからね。
僕自身もいくつか高額塾に参加してみた経験はありますが、メンバー内のコミュニティとかもあるので経験値として学べるものもあります。
とはいえ、サポートも杜撰、ノウハウも基礎の基礎部分のみと、参考にしようにもすることがない高額塾なんかも多いですので基本的には参加を考えなくても良いと思います。
もし、既に悪質な高額塾などに関わってしまったいる場合は、慌てずに販売者、強いては運営元に連絡を入れて「セールスレターなどの記載と、実際の内容の相違点」を指摘しましょう。
あちら側も、法的な手段や面倒事は避けたいはずなので、何度も連絡を続ければ返金に応じてもらえることあります。
他にも高額塾による被害者がいれば、被害者の会を作り消費者センターなどに訴えかければ全額取り戻すことも出来ます。
ただし、原則的に情報商材は情報を販売する性質上、返金が出来ないケースも多いです。(購入して中身を閲覧した時点で成立するので)返金が出来たとしても、全額返金とはならない事もあるので、やはり、怪しい商材は購入しない事が一番です。
何はともあれ、購入前の相談が一番です。もし、「この高額塾が気になってるんだけどな~」という方がいたら僕の方でも確認してみるのでお気軽に相談して頂けえばと思います。
それでは本日はこのあたりで。
お困りの方や疑問などがあれば、些細なことでもよいので、お気軽にご連絡くださいね!
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